健康第一!免疫力を高める”口活”
健康第一!免疫力を高める”口活”
寒さも一段と厳しくなってきた今日この頃ですが、同時に風邪や感染症などが流行し始め 学校や幼稚園などでは学級閉鎖を強いられている地域もかなり多いようです。
どんなに気をつけて手洗いやうがい、手指消毒をこまめにしていても子どもや職場から家庭内へ持ち込まれてしまうのが恐ろしいほどの感染力を持った細菌やウィルス…
こんな時期だからこそ、健康的な食生活や規則正しい生活習慣で免疫力を高めているなんて方も多いのではないでしょうか。
”免疫力を高める”と言えば”腸活”を思い浮かべる方が多いと思いますが、実はお口の環境をキレイに整える”口活”も免疫力アップに高い効果が発揮されることが明らかになってきているんです!
そこで今回は”口活”について詳しく解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご一読いただき、この冬は”口活”で免疫力アップを試してみてくださいね。
腸内環境を壊してしまう歯周病菌
腸内環境と口腔内環境は全く関係性がなさそうに思えますが、実はかなり深い関係にあるんです。
お口の中には虫歯菌や歯周病菌など約300〜700種類ほどの細菌が存在し、キレイに磨いている人でも1億個の細菌が存在しています。
そして磨き残しなどによって口腔内の細菌が次々に増殖し、口腔内環境が悪化することによって腸内環境にまで悪影響を及ぼすことが明らかになってきているんです。
とはいえ今までも、歯周病菌が認知症や脳梗塞、心筋梗塞などの全身疾患に影響を及ぼすことは歯科従事者であれば当然ご存知の事実ではないでしょうか。
口腔内の細菌、特に歯周病菌の1つであるPg菌(ポルフィロモナス・ジンバリス)は、腸内に最も悪影響を及ぼすPg菌自体が増えるのではなく、腸内の悪玉菌を増やす働きがあり、腸内フローラ(細菌叢)のバランスを乱して、免疫機能を狂わせ、免疫力を低下させます。
つまり口腔内の環境が悪化することで、細菌が腸内まで届き、腸内環境までも悪化させて免疫力を低下させ、風邪や感染症のリスクを高めることへ繋がってしまうのです。
もちろん、腸内にも約1,000種類もの菌が存在するため、腸内環境が整っていれば口腔内の悪玉菌が入り込んできたとしてもなんの問題も起きないケースもありますが、口腔内環境と腸内環境ともに整えておくことに越したことはありません!
次回は魔法の水”唾液の魅力について解説していきます。お楽しみに!
